お子さまの歯並び矯正いつから?(何歳から?)費用は?
お子さまの矯正治療をご検討されている保護者様へ
お子さまの矯正治療は大きく、3~12歳頃に行う「第Ⅰ期治療」と、10~20歳頃に行う「第Ⅱ期治療」に分けられます。
第Ⅰ期治療では、顎の適切な発達を促したり、歯並びの乱れの原因となる癖・習慣を改善することが主な治療内容となります。いずれも早期の段階でアプローチした方が、基本的には良好な結果が期待できます。
ただ、治療開始が早ければ早いほどいいというわけではありません。顎がどのように発達し、歯並びがどのように変化していくか、経過を観察することも大切であるためです。
第Ⅰ期治療を行う場合、5~6歳頃に治療を開始することが多くなります。なお骨格に問題を抱えた受け口などは、3歳や4歳から治療を開始することもあります。
お子さまのお口の状態にこのような症状は当てはまりませんか?
ご来院いただく目安
- 3歳児検診のときに受け口(反対咬合)などを指摘された
- 乳歯列期にすでに歯間の隙間がない
- 永久歯に生え替わった前歯が、受け口になっている
- 指しゃぶり、爪噛みがやめられない
- 犬歯が生え替わるスペースが足りないように見える
- 学校の歯科検診で歯並びの乱れを指摘された
- 永久歯への生え替わりによって歯並びが悪くなった
- ご両親の歯並びがよくないため、子どもの歯並びが心配
- 現在のお子さまの歯並びは、大丈夫かなと思ってけど、将来どのような歯並びになるか知りたい方
子供のうちに矯正治療する3つのメリット
むし歯、将来的な歯周病になりにくい
きれいな歯並びは、「汚れが溜まりにくい」「磨きやすい」口腔環境をもたらします。
歯並びの改善によって、むし歯、将来的な歯周病のリスクが抑えられます。
身体の発育を助ける、脳が活性化される
正しい歯並び・咬み合わせによって、食べられる食品が増え、またしっかりと噛み砕いて効率良く栄養を吸収できます。これにより、身体の発育が促進されます。
また、噛むことで脳が刺激され、集中力などの向上が期待できます。
コンプレックスの解消・自信の獲得
出っ歯や受け口をはじめとする歯並びの乱れは、ときにコンプレックスとなります。歯並びの改善は、コンプレックスを解消するとともに、お子さまの自信の獲得につながります。
勉強やスポーツなどにおいて、積極的になるきっかけにもなります。
お子さまの矯正治療する時期は大きく2つあります!治療期間も違うの?
お子さまの矯正治療は、大きく第Ⅰ期の治療と、第Ⅱ期の治療に分けられます。
第Ⅰ期:3~12歳ごろ
さまざまな装置、お口のトレーニングによって顎の適切な発達を促して、十分なスペースを確保する治療が柱となります。お口のトレーニングは、歯並びの乱れの原因となる癖・習慣の改善にも役立ちます。
治療期間の目安
2~4年ほどの期間をかけて治療します。ただし、装置を使用せずに経過を観察する時期も含めます。
第Ⅱ期:10~20歳ごろ
ワイヤー矯正、マウスピース矯正など、基本的には大人と同じ治療を行います。第Ⅰ期に治療を受けておくことで、第Ⅱ期の治療が不要になったり、簡単なもので済んだりする可能性が高くなります。
治療期間の目安
成人矯正と同じ、1~3年の期間をかけて治療します。基本的には、この期間はずっと装置を使用します。
「第Ⅰ期」と「第Ⅱ期」の矯正治療費の違い
治療の内容や使用する装置、治療期間などにもよりますが、基本的には第Ⅰ期治療を受けておくことで、矯正治療全体にかかる費用は抑えられる可能性が高くなります。
追加して第Ⅱ期治療が必要になることもありますが、第Ⅰ期治療で「きれいな歯並びの土台」を整えておくことで、第Ⅱ期治療の期間が短くなったり、簡単な治療で済むことが多くなります。
お子さまの矯正治療の費用
Ⅰ期矯正 | 220,000円(税込)~ |
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